出戻り採用のメリットとデメリットを知りたい

出戻り採用のメリットとデメリットを知りたい

不満が出る可能性も!?

出戻り採用のメリットとデメリットを知りたい

1度会社を退職した人間を再雇用することを「出戻り採用」と言います。 人材が集まらずに苦労している場合、この採用をしている企業は意外にも多くいるのです。 そこで、出戻り採用のメリット・デメリットなどを紹介していきますので、出戻り採用を考えている企業の方は、採用時の参考にしてみてください。

 

出戻り採用を行う企業の割合

2016年にエン・ジャパン株式会社が企業の人事担当者にアンケートを行った結果、出戻り採用を行ったことのある企業は全体で67%いたことがわかりました。

業種別に見てみると、

  • 流通、小売関連…87%
  • サービス関連…81%
  • 商社…73%
  • 不動産、建築関連…70%
  • メーカー…68%
  • 金融、コンサル関連…60%
  • 広告、出版、マスコミ関連…56%
  • IT、インターネット、情報処理関連…44%
  • その他…73%

となっています。

出戻り採用に関する制度を設けている企業は全体で12%と少ないにも関わらず、出戻り採用している企業が多い理由としては、

  • 即戦力が欲しかったから。
  • 採用活動のスピードをアップさせたかったから。
  • 採用に掛かるコストを抑えたかったから。
  • 復帰の意思があったから。

などが挙げられていますが、1番多い理由としては即戦力を求めている企業が多かったのです。

従業員が欠員したことで、業務に支障が出ないための秘策として利用している企業も多いのでしょう。

また、出戻り採用するきっかけは、在職時の上司からの推薦が最も多く、仕事の力量を認められていることが前提となっています。

出戻り採用のメリットについて

即戦力になる。

出戻り採用で1番多いメリットです。

出戻りした社員は、1度企業で働いていた人材となっているので、仕事内容やシステムについて理解をしています。

よって、採用されてからすぐに働いてもらうことが可能となるのです。

また、1度辞めた後に他の企業で働いていた場合は、さらにスキルを持ち合わせている可能性もあるので、企業としてはメリットが大きいのでしょう。

コストを抑えられる。

出戻り採用を行うことで、採用に掛かるコストを抑えられます。

転職エージェントや転職サイトでは、多くのコストが必要となってしまいます。

直接コンタクトを取ることで、削コストを抑えた採用ができるので企業としてはメリットが大きいのです。

また、教育コストも削減できます。

どんな人物なのかがわかっている。

出戻り採用で入社する人間についての人となりは、その時一緒に働いていた社員は全て知っています。

よって、新しい人材を入社させるよりは人間関係においてリスクを減らせることができるのです。

また、出戻り採用された人物が慕われていた場合には、人間関係も良好に進むため、トラブルが起こる心配もありません。

出戻り採用のデメリットについて

既存社員からの不満

出戻り採用をしたことで、既存社員の中では良く思わない人も中にはいるでしょう。
「またすぐ辞めるだろう」などと考える人もいるので、悪影響がでないように対策を練る必要があります。

また、辞めたとしても戻ってこれるという考えだけが広がり、社員のモチベーションが下がるキッカケにもなるので注意が必要です。

給与について

給与についてはどうするのかを事前にしっかりと決めておくことが大切です。

過去の実績を考慮するのか、しないのかでも大きな違いがあります。既存社員から不満が出る可能性もあるので、対策を怠らないことが重要です。

制度を設ける必要が出てくる可能性もある

出戻り採用を行うにあたり、条件や待遇など決まりを定める必要があります。

出戻りをする社員だけではなく既存の社員ともに納得のいくルールでないと、不満が多くなり仕事に悪影響が出る可能性もあるので、再雇用に関する制度を作ることが必要になるかもしれません。

変化に対応させる必要がある。

出戻り採用が行われた場合、出戻りをする社員が働いていた時とは違う制度や仕事内容がある場合があります。

そういった時にはしっかりと教育を行う必要があるでしょう。

また、以前後輩だった社員が上司になっている可能性もあり、出戻りをする社員が不満を示す可能性もあります。

そういった場合はどうするのかなど、対策を講じる必要もあるでしょう。

出戻り採用を行う際の注意点とは?

出戻り採用には、メリット・デメリットがあることがわかります。

そして、デメリットを引き起こさないためにも対策が重要となるでしょう。

まず、出戻り採用をする社員についてしっかりと把握しておきましょう。

以前どのような立ち位置にいたのか、どのような力量だったのかなど、人事担当者の中には知らない人もいます。

在籍していた際の上司や同僚などから話をしっかりと聞き、今の会社の中に入っても大丈夫なのか話し合いましょう。

また、なぜ会社に戻ってくることになったのかを聞くことも大切です。既存社員の気持ちも考えながら、吟味を重ねて答えを出しましょう。