
採用してはいけない人の6つの特徴
6つの特徴で人を見極める!
採用してはいけない人の6つの特徴
6つの特徴で人を見極める!
学歴/職歴が怪しい。嘘を見抜くには?
職務履歴書のウソを見抜いて優秀な人材を獲得する方法!
内定後面談で内定辞退や入社後のトラブルを防ぐ。
内定後面談は担当者の腕の見せどころ!
開封率が劇的に高くなるスカウトメールの書き方
開封率を劇的にアップさせる方法!
中途採用でモンスター社員を回避するコツ。
有能社員を見極めるにはどうする?
中途採用でよくある3つの失敗パターン
中途採用者の早期退職を防ぐコツは面接にアリ!
面接で応募者の本音と本質を見抜く質問
面接によって応募者の人となりや本音を見抜くことができる?
デキる人事の内定の出し方
会社のイメージUPにも!
採用決定の大きな要素。「社風」の正しい伝え方
社風の伝え方で変わる
成果を上げる会社説明会資料の作り方
候補者の関心はプレゼン資料にある!
ハロー効果を事前に時っておくだけで、面接の成功率がアップする!
面接官に認知バイアスにハロー効果というものがあります。 この「ハロー効果」とは、人間の心理的効果の1つで、相手の印象から勝手にイメージを膨らませ、この人はこういう人なんだろうと思い込んでしまう現象です。 勝手にイメージを形作ってしまう要因は、その人の容姿や経歴です。 実際にハロー効果に陥りやすい人事は多く、対象者の評価が決めつけられてしまうため、面接官は自己の勝手なイメージを押し付けないように気を付ける必要があります。 今回は「ハロー効果」がもたらす採用トラブルと、その解決法を紹介します。
面接官がハロー効果に陥りやすい第一の要因は「経歴」です。
もし自社への転職希望者が、有名大学出身者で大企業に就職し、ある程度の成果を得ていたとしましょう。
この文字面だけで「有名大学」・「大企業」・「即戦力」というポジティブな面に意識が引きずられていませんか?
成績が優秀だというだけで、人格者のような印象を受けているのなら、貴方がいま「ハロー効果」に陥っている証拠です。
成績が優れていることと、人間として優れていることに何の関係性もないという事を思い出して下さい。
その人が成績が優秀だという事を棚に上げて、高圧的でプライドも高く、周りの社員と一切協力しないようなスタンスの人間だったらどうしますか?
実際に優秀だからという理由だけで自社に迎えいれたところ、このようなトラブルに合ったというケースも少なくないのです。
またスポーツが好きだからという理由で、性格が明るく礼儀正しいというイメージを持ったり、読書が好きだという理由から、寡黙でおとなしいイメージを持つことも同じです。
こういった印象にイメージが引きずられやすいのは、中高年の面接官に多く、その人の目立った特徴を理由に評価まで歪ませてしまうのはやめましょう。
とにかく人材が欲しくて採用を行っているような企業でなければ、自社の展望に必要な人材を選考して採用する必要があります。
ここで面接官に注意して欲しいことは、必要な人材>面接官の好みではないという事です。
多くの人事が自分の好み通りの人間で、自社に必要な人材だと思い込んでおり、ハロー効果によって思考がストップしているため、本来採用すべきであった貴重な人材を取り逃がしてしまうこともあります。
面接官を行う人事に心に止めておいて欲しいことは1つ、「自分の好き嫌いを排除して面接に臨んで欲しい」ということです。
現実的にこのバイアスをゼロにして面接を行うのは難しいかもしれません。
ですから、自分の好みのタイプの応募者は客観的に引いて選考し、自分の嫌いなタイプなら主観的に寄って選考するようにしましょう。
面接シートに面接官の好き嫌いを記載する項目を付けたしておくと、後で評価を見直した時にハロー効果の影響を軽減することが可能です。
そんな事までする必要があるのかと問われば、「自社で新しいアイデアが出てこないと嘆く企業が多すぎる」というのが答えでしょう。
人事担当者がハロー効果によって自分の好みを優先した結果、同じような気質を持つ人材しか集まらなくなってしまったことが原因です。
面接官側のエラーの発端は採用の効率化にあります。
採用面接に多くのコストと時間をかけられなくなっている今、面接官が採用を行いやすいように転職希望者をランク分けして採用プロセスを早める取り組みが行われています。
面接官同士で評価をすり合わせることはせず、よりスピーディーに採用を進めたいという意識が強くなっているためです。
また面接経験が浅い面接官もこういったエラーを起こしやすいです。
面接官が細かい評価を行うのを面倒だと思ったり、はっきりランク付けするのを嫌がったりしてしまうとエラーが起こりやすいです。
どうしても自身で評価が付けられない場合には、とりあえず平均的な評価をつけておき、次回以降で他の面接官に評価してもらうようにしましょう。
若い転職希望者である場合、面接官とあまりにも年が離れているとエラーが起こりやすくなってしまいます。
仕事への価値観の違いや、積み上げてきたキャリアが要因となり、評価基準が自分との対比になってしまうのです。
例えば、自分はこのくらいの年齢でやっと仕事に楽しみを見つけ出したのに、この応募者は早期に退職して新しい職場を探している、などです。
ですから面接官は、年代によって労働環境や働くことの意義に大きな違いがあることを自覚しましょう。
面接官といえども人間ですから、時にはヒューマンエラーを起こすこともあります。
しかし、ハロー心理に少しだけ気を配ることで過去の過ちを繰り返すリスクを減らすことが出来ます。
今回紹介したことを頭の隅におきながら面接を行うだけでも大きな違いが生まれるでしょう。