徹底比較。悪い面接と、良い面接。

徹底比較。悪い面接と、良い面接。

悪い面接で会社の印象も悪くなる!

徹底比較。悪い面接と、良い面接。

企業側が面接を行う上で、転職希望者に良い印象を与える面接と、そうでない面接があります。 悪い印象を持たれてしまうと、例え良い人材が集まって内定が決定したとしても、内定辞退に発展してしまうケースが多いです。 では、内定辞退をされない良い印象を与える面接というのはどういったものを指すのでしょうか? 今回は悪い面接と良い面接、2つの事例をご紹介します。

 

悪い面接事例

応募したのに全く連絡が来ず、半月程経ってから突然連絡が来て「明日面接します」と伝えられた。

このようなケースは面接前にも関わらず応募者の印象を悪くしてしまう例です。

応募者は不安な気持ちを抱きながらずっと待っているのに、なかなか連絡が来ないと転職活動もスムーズに進まなくなってしまうでしょう。

面接官の感じが悪い、言動や態度が不快に感じられた。

面接官の感じが悪く、言動や態度が不快に感じたというケースはとてもよくみられるものです。

例えば、質問の回答や意見を求められたため丁寧に答えたのに、ほとんど否定的な言葉で返されたり、わざわざ難しい話題を振って答えられないと文句を言ったり、上から目線な態度も印象を悪くしてしまいます。

また、ずっと眉間にしわを寄せながら話を聞くという態度は、応募者としては話しにくい空気になってしまいます。

これから一緒に働くことになる人からこのような態度を取られてしまっては、応募者側もこの会社に入って働きたいとは思わないでしょう。

面接官のマナーが悪かった。

面接官のマナーが悪いケースとして、喫煙しながら面接をされたり、服装があまりにもラフすぎると、不信感を抱いてしまうことがあります。

会社の社風としてラフな服装を着るのは問題ありませんが、人に会うのですから身支度は最低限整えておいた方が良いでしょう。

質問内容に差別的表現が含まれていた。

近年、女性に関する質問として結婚や恋人、出産のことについて質問してしまうとセクハラやマタハラにつながってしまう場合があります。

そういったプライベートな質問をするのは止めましょう。差別的表現があったとして問題視される可能性もあります。

面接官ばかりが話していて終わってしまった。

面接で会社の業績や社風などをアピールしようと、そればかり話してしまうと、応募者のアピールする時間がなくなってしまい、一方的に企業側の話だけで終わってしまうというケースがあります。

また、話をしてもちゃんと聞いているのか分からないような態度をされると応募者はコミュニケーションがうまく取れないと感じてしまいます。

良い面接事例

では、逆に良い面接事例というものはあるのでしょうか?

話しやすい空気、環境づくりを行ってくれた。

応募者は面接時に緊張してしまうものです。

いくら「緊張しなくても自分のペースで話してください」と言われても緊張してしまうでしょう。

緊張するとどうしてもうまく話ができなくなってしまいます。

ですから、面接官がその場を応募者が話しやすい空気にすることで、応募者の緊張をほぐすことが大切です。

例えば、会社や面接以外の話をしたり、少しユーモアを織り交ぜながら説明したりすると印象が良くなります。

話をきちんと聞いてくれた。

悪い事例の中にコミュニケーションがうまく取れなかったり、話を全然聞いてくれなかったりする場合があることをご紹介しました。

提出された履歴書や職務経歴書を読み、面接官の方から積極的に質問をしたり、マイナス面が出やすい「どうして会社を辞めたのか?」という質問も、話を聞いて応募者の気持ちを汲み取ってくれようとする態度を取ることで印象アップにつながります。

人としてのマナーができていた。

応募者も何年も社会経験のある方がほとんどです。

面接官が人としてのマナーもできていないと、応募者からの信頼性も失いやすく内定をもらっても辞退してしまう可能性があるでしょう。

来客と応募者の対応に区別をつけず、挨拶などといった当たり前のマナーは確実に行いましょう。

またマナーと同時に誠実な対応をすることで、応募者も「ここで働きたい」という気持ちを強めることができるでしょいう。

会社に応募している時点で下に見るということを止めて、対等な立場を取って対応することが重要なポイントと言えるでしょう。

面接官というのは、いわば会社の顔になる人です。

好印象であれば仮に内定がとれなくても口コミなどで会社の面接で良いイメージを持ったということが拡散される場合もあります。

会社の顔になるわけですから、身なりやマナーはそれなりにできる人が行った方が良いですし、悪い事例のように面接官だからといって上から目線な態度を取ってしまうのは応募者への悪い印象につながってしまいます。

なるべく悪い面接事例のような面接官にはならないよう、自分がもし応募してきた人だったら…と考えながら、より良い印象を与えられる面接官になれるよう、考慮しましょう。